Arturiaで初めてグっときたソフトシンセ Oberheim SEM V

OberheimSEMV_package

ArturiaはMoogやProphetなど様々なヴィンテージアナログシンセのエミュレーションを出しているが、個人的なイチオシはこのOberheim SEM Vだ。
以前フリーで配布されていた機能制限版のMoogしか普段は使っていないし、他のソフトはデモを聴いただけなので、さほど同社の製品に詳しいわけではないのだが、Moogはちょっとがっかりする出音だ。確かに質感はかなりいい線までエミュレートできているのだが、オシレータの倍音成分やエンヴェロープの追従やフィルターの粘りについては、「なんちゃって感」がどうしても否めない。というか実機をそのまま使ったことがあるわけではないのだが、とにかく出音が「グッとこない」のだ。

実機を使ったことがない、という意味ではこのOberheim SEM Vも同様ではあるものの、若干乾いたようなオシレータの音やフィルターのえぐり方がエミュレートしやすかったのか、とにかくいい音が出る。どういじってもいい音だ。ベース系は若干低域に迫力がないのだが、EQで補完すれば十分に使える。リードやパッドはアナログ感もありつつ存在感のある音色がすぐに作れるし、なんちゃって感も希薄。
あまりにも出来がよいので、このOberheimからエンジンが変わったのではないかと思うほどなのだが、どうだろうか。
とにかくおすすめの一品。

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