Category Archives: Disk Review

The Field - Cupid's Head

[Review] The Field – Cupid’s Head

The Field - Cupid's Head

スウェーデン・ストックホルム出身のプロデューサーAxel WillnerによるプロジェクトThe Field。
Kompaktからリリースされた新作はコンピュータを一切使わずにハードウェアのみで制作されたとのこと。

importCD 国内盤CD アナログ MP3

Songs and Dances of Nepal

[Review] Songs and Dances of Nepal (V.A.)

Songs and Dances of Nepal

詳細はちょっと把握しきれていないのだが、その名の通りネパール土着の音楽を現地に遠征してレコーディングされたもの。1958年の録音。普段「音楽を聴いて音楽のアイデアが湧く」なんてこと、もうほとんどないんだけど、こういうのを聴くと少し鼓舞される。もちろん、こいつをサンプリングしたら面白いよね、なんていう、単純な話ではないです。というかそういうのはもういいでしょう。

Physical Digial(mp3)
Audiotech-Darkside

[Review] Audiotech – Darkside EP

Audiotech-Darkside

AUDIOTECH = JUAN ATKINSとMARK ERNESTUSによるコラボ。
Villod = RICARDO VILLALOBOS & MAX LODERBAUERのリミックスを収録。
やや柔和なデトロイト的シンセワークと薄っすらと浮かび上がるローピッチのボーカルサンプル、極めてオーソドックスなビートメイク…
いぶし銀ともいえるトラックメイキングが光る。
派手さはないが秀作。

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EdMotta-AOR

[Review] Ed Motta – AOR

EdMotta-AOR

ブラジルのシンガーソングライター Ed Mottaの作品。その名もズバリ「AOR」
ド直球のAORであり、ボーカルがドナルド・フェイゲンなら
スティーリーダンの新作だと言われてもわからないだろう。
圧倒的な完成度だ。
Edのボーカルの清涼感もさることながら、
コードワークやアレンジメントが完璧にAORしている上に、
Edならではの透明感を感じる。
こちらも間違いなく2013年のベスト3に入る大傑作。
10月に来日する(Bluenote)ので行こうか迷ってる。

woodman_oneloopbeyond

[Review] WOODMAN – One Loop Beyond

woodman_oneloopbeyond

2013年のベスト3を挙げろと言われれば間違いなくこの1枚が入るだろうなと、
リリースの時点で思った作品。
QY70とHDRだけで制作しているという前知識なく聴いたのだが、
そのプリミティブに一音一音を放り投げてくるような独特の音色とビートに
とにかく恐れ入った。

ひょっとすると同じような意見を持つ方もおられるかもしれないが、
今の時代のアーティストで近いのはActressではないかと思う。
世代も違えば目指す表現も全く異なるだろうが、
音質も含め、音の重ね方やグルーヴの組み方、
そして何よりもそこで描かれる世界観、
それらすべてが2013年の現時点で「正解」とされているセオリーから
遠く離れたところにある。

おそらく膨大な音楽を聴いてきたであろう本人の、
蓄積されたナレッジから限りなく自由であろうとする音。
瞬時にして時代やジャンルを横断して多くの音にアクセス可能な今の時代にあっても
こんな風に音を奏でることのできる人はそういないだろうと思う。

Frank Bretschneider -  Super.Trigger

[Review] Frank Bretschneider – Super.Trigger

Frank Bretschneider -  Super.Trigger

深みと太さはありつつも、
もう少し端正なビートを奏でる人という印象があったのだが、
意外に遊んでいる。
デジタルファンクとでもいえばいいのだろうか。
一周回ってここにたどり着いたという感じ。

個人的にはストイックかつ端正すぎる電子音響ビートには
遠い昔に飽きているので、
これくらい踏み外したほうがいい。

今はいくらでも破天荒な音楽があるから、
どのあたりで寸止めするのかが問われているけども、
いい塩梅ではないかと。

普段RasterNortonの音を熱心に聴いているリスナーよりも、
もっと幅広く聴かれてほしい作品だと感じた。

NNNMNMNL by nanonum

[Review] NNNMNMNL by nanonum

NNNMNMNL by nanonum

スクウェアで硬質なグリッチビートで構築されるIDMだが、
全体にそこはかとなく漂うシャーマニズムに中毒性あり。
インダストリアルに骨組だけで構築される無機質な世界が心地よい。
リズムの展開、BPMともにこれが正解と言わんばかりに
体内の鼓動にパーフェクトにアジャストしてくる。