RCF Ayra 5(Five) – Product Review

こちらに続編を書きました。

RCF Ayra5

普段、モニタースピーカーにはADAMのA5を使っている。
5インチクラスの中ではとても素晴らしいスピーカーなので大きな不満があるわけではないのだが、リボンツィーター独特の高域の情報量の多さや(情報量が多いのでいくらでも詰め込めるような錯覚を覚える)、50Hz付近から急峻にロールオフしていて全く聴こえないといっていいほど低域不足なので、ほかのスピーカーを試してみたかった。

以前からPA機器では良く知られているイタリアのRCFというメーカーが出しているエントリークラスのモニター「Ayra」が気になっていたのだが、先日格安で売られていたので試聴もせずに購入してしまった。
その出音に関して結論から言うと「ロー出過ぎやろ」。
低域に量感があるというのは雑誌やネットのレビューを見て知っていたのだが、かなり派手にミッドローが飛び出している印象。
僕が今まで聴いたこのサイズのスピーカーではほぼ出なかった40Hz付近の音がちゃんと出ているのは素晴らしいのだが、その上の帯域がグっと持ち上がり過ぎていてミッドがマスキングされてしまう。
ツィーターの音はADAMと比較しても非常に柔らかい出音で、長時間作業していても疲れないのが好印象だったのだが。

A5は、夜中に作業することも多くディスプレイの両脇にISO Acousticsのスタンド上に設置しているが、Ayraをこれと同じセッティングにすると、近接効果も相まってあまりにも迫力のある重心の低い出音になってしまう。
結局、デスクの後方にあるスピーカースタンドの上にMoPadを置き、その上に設置することで、なんとかバランスを整えた。
Mopadの吸音効果もあるが、この下までグンと伸びる帯域特性のバランスを保つには、ある程度の距離を取りつつそれなりの音量を突っ込む必要があるようだ。

できればメインに差し替えたかったのだが、サブのモニターとして使うことになった。
ひょっとするとIKのARCを導入して補正を行えばかなりいい線いくのではないかと思うのだが、それはまた後日。
色々な音源を鳴らしてみた印象では、サブローの帯域はそのままに、110~120Hz付近の音をもう少し抑えると良いバランスになるのではと思っている。

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